激増するサイバー攻撃から会社を守り安全なテレワーク環境を構築するには?

就業場所を問わない働き方が急速に普及しつつある今、企業の対応が急務となっているのが「安全なテレワーク環境構築」です。

新型コロナウィルスの感染拡大とともに在宅勤務を標的としたサイバー攻撃が激増する中、情報漏洩やセキュリティ事故の危機が、私たちのすぐそばまで迫っています。

本稿では、企業が安心安全なテレワークを普及させるために、いまやるべきセキュリティ対策についてまとめています。

昨今のサイバー攻撃の激増

日本国内の2020年3月のサイバー攻撃による被害は前月2月から2倍へ増加し、下記のような被害が確認されています。

・オンライン会議システムzoomへの不正侵入
・新型コロナウィルスに関する虚偽サイトへの誘導
・類似ドメインによるフィッシング詐欺

※出典:一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター

いまやるべきサイバー攻撃対策とは

VPN接続環境の構築

VPNはインターネット回線において仮想的に専用線を設けて、安全な通信経路を確立する技術です。

在宅ワークではリモートによるアクセスが必須となるため、セキュリティの安全性は非常に重要と言えます。

ハードディスクやファイルを暗号化する

PCや外付けHDDを社外に持ち歩いて使っているような場合、気を付けていても紛失してしまったり、盗難に遭ったりするかもしれません。

そんなとき、その機器内のハードディスクに大切な文書ファイルや個人情報ファイルなどを入れていると、情報漏洩につながってしまいます。

重要なファイルを紛失・盗難は自社にとどまらず、取引先などにも損害を与えかねません。

そこで、社外へ持ち出し機会があるノートパソコンやポータブル型の外付けハードディスクは、暗号化しておきましょう。

遠隔データ消去機能を準備する

こちらも会社PC・社用携帯・タブレットなどの機器を紛失してしまった場合に備えて、準備しておいたほうが安心です。

最近の電子機器には、遠隔操作で端末に保存されているデータを削除・初期化できるサービスの付いているものが多くあります。

社内のセキュリティ対策を改めて検討する

社内セキュリティ対策は一度設定したきりで見直しがされていないケースが散見されます。

ほとんどの企業がセキュリティ対策ソフトを導入していますが、多くの企業は「検知型」と呼ばれるものではないでしょうか。

「過去に検出されたことのあるデータをもとにして、サイバー攻撃を認知する」というこの手法では、危険なソフトウェアやゼロデイ攻撃などの未知の脅威に対処することができません。

セキュリティ対策は企業成長と共に見直し、進化するべきです。

セキュリティソリューションで貴社の財産を守りましょう

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